6.陶芸徒然草 11月 | ||||||||||||||||
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2001年の陶芸徒然草へ | ||||||||||||||||
4日(土) 今朝素焼きが上がったのと、前に素焼きしていた分をあわせて本焼きをした。古唐津は、次回に回した。今回は、低火度の1138度C。土鍋土は、1180度Cくらい必要なのだが、朱泥土が1130度Cがほぼ限界なので仕方なく。困ったのは、釉薬。なにぶん、温度が低いので市販の釉薬はほとんど使えない。そこで、前に調合してテストして残っていた釉薬を使った。透明だけでは面白くないので、呉須で下塗りしたり、顔料を混ぜたりして色を出したつもり。この釉は、1200度C用の釉薬なので、熔けるかどうかが問題。明日(今日?)は、窯出し。 |
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6日(月) 昨日、朱泥土の本焼きが終わった。一緒に焼いた中国の黒土も似たような朱色に上がった。素焼き後は、黄土色だったのに。生の時もそうだが、素焼き後の色は、本当に当てにならない。本焼きすると全然違う色になったりする。黒い粘土が本焼きすると白い色になったりするのだから。 本焼き後の作品は、近々作品紹介に載せる予定です。 |
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12日(日) 今日は、友人のリクエストに答えてお粥用の茶わんを挽く。なかなか注文の形にならずいくつも作ってしまった。同じ大きさ、同じ形を目指しているにも関らず一つとして同じ物ができない。セット物を挽くのはさぞかし難しいことだろう。土見せの色は茶色という注文だったので、使った土は、信楽特練り。挽くほどに細かい土が抜けてきて土の表情が変わる。いかにも合成した土という感じ。こういう土は、特に早く挽かないと趣が変わってしまう。 |
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15日(水) 何を隠そう、私は、取って付けが嫌いだ。特にあのマグカップのとって。成形してから乾かして、轆轤挽きの本体に付けるのだが乾燥のタイミングや本体との乾燥度を合わせないとなかなか上手く付かない。その証拠に未だにかっこいいと思えるマグカップが出来ないでいる。でも、最近急須を作るのが面白くなってきたので、そのうち克服できるかもしれない。今日は、削りと取って付けをやった。削りは、乾燥の時期が合うと削りやすい事。取って付けは、”ウエットハンド”に挑戦したが、今ひとつ。誰か教えて下さい。 |
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19日(日) 昨日も今日も作陶したいと思っていたが、なかなか始める気にならなかった。いったん始めれば2時間や3時間はすぐたってしまうし、何を作ろうかと考えるとあまりにも作りたいものが多すぎて迷ってしまう。土も変えるし、焼成温度と溜まってる焼成前の作品の数も考える。当然焼成は、途中で引き出すことは出来ないので、1250度に設定しながら1200度のものを焼くなんていうことは出来ないので。それから、何を先に本焼きしたいかも考慮に入れないといけない。窯を持たないものの悩み。窯を持つものの悩み。うーんっ、うまくいかないものだ。で、結局作陶したのだけれど。使った粘土は、赤津貫入土。半磁器の土。作ったのは、マグカップと皿と中鉢。轆轤挽きも少し上達したようだ。ちょっと満足。でも、菊練りは、相変わらず下手で、気泡が混入していたようで、ちょっとてこずった。 |
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22日(水) 今日は、削りをやった。ちょっと乾きすぎていてやりにくかった。マグカップは、取っ手を付けるとこまで行かず、明日へ持ち越し。最近寒くなってきたので、ヒーターをつけながらやっている。そのうち、ヒーターをつけてもまだ寒い時期がやって来る。玄関と庭が作陶場所の私にとって辛い時期が来るのだ。 |
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24日(金) 昨日始めた素焼きは、無事終了。既に素焼きの済んでいるものとあわせて、本焼きが、一回では収まらない数量が揃った。今日は、平日だが、会社のカレンダーで私は休みだ。それで、昼間は、土日祝日が休みで、普段連絡のとりにくい陶芸材料店に問い合わせや注文をした。会社からだと落着いて出来ないので。ファックスの送受信をパソコンで済ました。別に普通のファックスも有るのだが、どうも受信などの調子が悪い。ファックスの来る事が判っていればパソコンで受信した方が便利だ。印字品質もいいし。何枚でもプリントできるし。パソコンのデータになるとなにかと便利だ。夕方からは、結局轆轤を回した。窯詰めのための磁器土の作品の数が揃ってないので、磁器土を挽いた。かなり薄く挽けたつもりだが、ぶれはなかなかとれない。近々、磁器土の製作方法を教えていただく予定なので、前もって勉強したいということもあった。 |
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26日(日) 今日は、釉かけ。溜まった素焼きを全部本焼きするつもり。今回は、母が作った作品が2つ。母は、自分の作品の釉かけやら何やらやっている。釉かけは、10種類強。釉がかかりすぎた高台際は、歯ブラシでごしごし。なかなかいい按配。午前11時から始めて昼食を挟んで午後7時までかかった。1日仕事だった。ゴム手袋をはめたり、はずしたりが余計に時間がかかる。前の積み残しの壷1個を加えて、詰込み無事終了。焼成の設定は、1230度練らし20分。今回は、自分で組んだ焼成パターンで焼成。なんとなく気になって暫く側で後片づけ。問題無さそうなので、部屋に戻る。 |
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28日(火) 17時間弱で昨日本焼き終了。朝、出勤前に慌ただしく窯出し。2点ほど釉が流れてトホホ。期待の黒天目は練らしの所為か茶色っぽい。作品の画像は後程披露の予定。 磁器土の削りが溜まっているので、昨日も今日も削りまた削り。全部削り終えるには、明日明後日とかかりそう。特に瀬戸の3号磁器土が鉋を掛けるとぼろぼろと削れてしまいてこずってしまった。完全乾燥後に削るよりはましなのかもしれないが、思わず濡れたスポンジを当ててしまった。ひび割れしないといいのだが。 |
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