6.陶芸徒然草 10月
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2001年の陶芸徒然草へ
10月8日(日)
2日(月)に待ちに待った、京都での陶芸講座の作品が宅配便で届いた。
上の写真は、下絵付けのみ施した3枚とも同じ器の絵である。左下の写真も下絵付けのみ。2つの器は磁器。絵付けは、呉須を使用。還元焼成。
たたら作りの花器または、キャンドルシェイド。二重になっていて、内側の筒は、取り外せる。この場合は、キャンドルシェイドということになる。土は、学校特製の土だそうだ。焼き締め。
下絵付けは、我ながら上手くいったと思う。器の成形は、学校の生徒さんが作られたそうだが、きちんと作られていたので、線描きもスムースにできた。透かしは、今回始めてやった技法だった。結構、快感だった。そのお蔭で、茶香炉を作る気になったのだ。他には、轆轤作りと上絵付けの作品を送ってもらった。
15日(日)
昨日から本焼きをしている。母が窯の上にサツマイモを置いた。起きている時間には焼けず、夜中の2時にめでたく焼き上がり。窯の温度は、1100度あまり。これって、窯の放熱がいいということかな(?)。
今日は、近くで行われている陶芸財団展を見に行った。私の行っている教室の先生方が多数出品している。日曜日のせいもあって結構見に来ていた。
21日(土)
今日は、日本シリーズの第一戦。ジャイアンツは、1敗してしまった途端に、半ばやけ気味に削りを始めた。土は、古唐津。中の一つは、表だけ三島手に。もう一つは、化粧土を、刷毛目というか、塗りたくったようになってしまった。土味は、趣きがあるので焼成が楽しみだ。
ところで、最近土地を探している。窯場になるような田舎の土地。ゆくゆくは、作陶と陶芸教室でもやりたいと思っている。越生あたりは、どうかなと思っている。
22日(日)
低火度焼成をする作品の数が揃わないので、耐急熱急冷粘土に40%ペタライトを混ぜた土で焙烙のようなものを作った。これでも足りないので朱泥土で急須と湯呑みを作った。それにしても朱泥土は真赤々で、亀板もさん板もなめし皮も真赤々。磁器を作るためには、使ったものはよく洗っておかないと鉄分が残ってゴマがふりそう。
ついでに、家で採れた土でも作陶しようかな。田土でも作陶しようかな。いやあ、数合わせは大変だ。
30日(月)
一昨日は、日本シリーズ最終戦を見ることができた。20世紀最後の野球史に残る試合に立ち会うことができた。おまけにジャイアンツの日本一で幕を閉じたのだからユウコトナシ。昨日は、親戚のおじや従兄弟達が訪ねてきた。父の見舞いである。病院に行くまで、私の家で歓談。当然、陶器の話になった。特におじが私の作品に痛く気に入ってくれた。また来るから陶芸を教えてくれとの事。自分を暖かく見守ってくれる人と居ることが妙に心地よかった。私は、派遣の仕事をしているので、極端に言えば敵の中で仕事をしているようなもの。楽しく、ほっと一息できた2日間だった。また、作陶する意欲が湧いてきた。今度は、いとこの要望のあったコーヒーカップでも作ろうと思う。
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