6.陶芸徒然草 6月
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2001年の陶芸徒然草へ
6月5日(月)
一昨日、窯を購入した陶芸ショップに窯の不具合の事を調べに行った。どうも、カンタル線が不良の
ようだ。ひとまず、メーカーに問い合わせしていただくようにお願いした。
今でも、素焼きは十分にできるので、窯が直る迄素焼きの作りだめをすることにした。
ところで、このショップの社長は、御自分で窯を設計施行されている。地引窯という恐らく日本に
1つぐらいしか無い珍しい窯を所有している。私は、夏休みにでも自分の作品を窯焚きしたいと話しをした。是非実現したいと思っている。
6月13日(火)
今日は、轆轤成形してあったものを削り仕上げした。陶芸と言うのは、工程が多い。しかも、待たされる時間が多い。せっかちな私が良くやっていると我ながら感心する。さすがに梅雨時で、乾きが良くなかった。ビニールを上からかけただけで済んでいた。もっとも、私には、超硬カンナという強い見方があるので、カチカチに硬くなっても大丈夫。1本1500円〜2000円位するけど、それだけの価値はある。
ところで、今は、梅雨時(ここは、関東です)。私は、こんな時期に生まれたのです。じめじめして鬱陶しいけど、紫陽花の花は綺麗に咲いています。でもって、家の電気窯は、恥ずかしながら、
『紫陽花窯』と呼んでいる。
6月14日(水)
益子赤土を轆轤挽きした。中形のピッチャーを作りたかったので。4kgから、中鉢を先ず1個。
たぶん、ピッチャーは、出来上がり3kg位だと思う。時間を気にしながら、練りと挽きをしたので、
今一つのできかな。土玉の硬さ加減は難しい。まだまだ修行が足りない。っといって変な宗教では有りません。御安心を。
6月15日(木)
今日も、轆轤を挽きました。土は、笠間ブレンドA。中皿を1枚。そして、本番の大皿。皿は、挽くのは、楽です。とはいえ、思った通りの形にならない。どうも、縁の垂れが気になって腰をなかなか
薄く出来ないので、結果的に底の狭い皿になってしまう。心の大きさに比例しているのかな。
なんてね。
6月17日(土)
雨模様の1日。家の電気窯の電熱線の張り替えをした。たぶん、これで、窯の温度が上がらない不具合は解消されると思う。1時間程、200度C弱まで上げた。新品の電熱線は、少しの間煙りをあげる。今度は、温度上昇し過ぎのエラーが出る。けれども、気にせず、終わりにして、素焼きの窯詰めをする。久し振りの素焼きである。夕方、陶芸教室に出かける。
素焼きに行く者達
6月18日(日)
晴れ間のいい天気。素焼きは無事終了した。電熱線の試しのため温度が上がっていたせいか、だいぶ早めの5時間半弱で終了した。素焼きが終わった後は、やすりがけとやすりがけの粉のふきとりと釉がけとなるのを頭で描きながら、昼寝をしていた。1昨日の皿の削りも残っている。こうして苦労した後に本焼きの窯出しの楽しみが有る。薪窯だと窯焚きも加わるから喜びもひとしおだろう。
6月23日(金)
素焼きしてあったものをやすりがけして、水につけて固く絞ったスポンジで、ふいた。明日は、いよいよ、釉がけそして本焼き。更に、乾燥待ちの作品もある。母の作品も。今回は、アクセサリー。私の作ったアクセサリーに触発されて、私も作ると勢い込んで作ったもの。乞う、ご期待。
ところで、昨日、日本語変換のソフトを買って使っている。まあまあの変換結果。
6月24日(土)
寝不足ぎみながらも、本焼きの準備。私の場合、1種類の釉ということはまずないので、あちこちに置いてある釉をもってきて、掻き回して。午前10時ごろからはじめて、昼をはさんで、午後5時半過ぎまでかかってしまった。家の場合、電動轆轤以外は、屋外の作業になる。窯も、屋外(軒下)。今日は、雨なので、素焼きの置き場所がなくて狭いところでうろうろしていたので、余計に
時間がかかった。本焼きスタートは、午後9時50分。温度設定は、1245度C。本当は、電熱線張りかえ後初の本焼きなので、目一杯の1285度Cにしたかったけど、粘土の種類と色釉の関係でこの温度設定にした。窯出しできるのは、早くて日曜日の深夜かな。
p.s.) 悲しい知らせ。
乾燥中の中型ピッチャー君は、不可抗力(?)のためご臨終になりました。取っ手がちゃんとついていなかったし、大分肉厚も厚かったので、まあいいか。みなさん、人間には、気をつけましょう。
6月28日
午後11時中皿2枚、小鉢1、そして、磁器と陶器のアクセサリーを素焼きにかける。明日にかけて、寝ているまに焼成。煤出しはどうしようか。蓋を小開したままにする。明日の朝に、蓋を閉める予定。うーん、タイマーで遅らせておけばよかったかな。ともかく、580度C付近で急冷しないようにしないと。
6月29日
昨日の素焼きは、結局最後に380度C位の時に蓋を閉めた。おかげで、今日は、特に眠い。素焼きは、6時間31分で無事終了。今日、帰宅してから、窯出しをした。その後、最高温度焼成に向けて磁器土を轆轤成形した。何か気合いがもう一つで、中皿を失敗。何に変わったかは、後のお楽しみ。ところで、今日かねてから買おうと思っていた「陶芸」という本を購入。これは、島岡達三さんの本である。やっぱりいいなあ。買ってよかった。
6月30日
今日も、磁器土を水引した。昨日の中皿は、そこが薄すぎたので結局つぶしてしまった。おかげで、今日はいい皿が出来た。やっぱり練習が第一だな。何かのスポーツ解説みたい。明日は、素焼きしたものの釉かけと本焼きだ。雨が降らないといいけど。6月も今日でおしまい。夏は後2週間ぐらいかな。しかし、水引の翌日、板の上の器を上げると、器の底に当たっていたところがかびている。さすが、梅雨時と変に感心してしまう。
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